誰にでも楽しめる趣味のひとつ。
このブログではアクアリウムの中でも
水草が主役の水草水槽をテーマに記事を
書いてますが、そこそこ情報量が多くなって
きましたので、特に水草初心者の人へ、
水草水槽の作り方をまとめてみました。
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まずはどんな水草水槽を作りたいのか
イメージしておきましょう。
「水草 レイアウト」こんなフレーズで
ググると参考になる水草レイアウト水槽が
たくさん出てきます。
このレイアウトは自分がはじめてレギュラー水槽
で作った水草水槽です。
使うべきものをちゃんと使ってさえいれば
この程度の水草水槽を作ることは簡単なんです。
・・・ある意味成り行きでしたから(;^ω^)
レイアウトや水草育成の具体的なアイデアと
テクニックについてはこの記事の後半あたりで
ご紹介します。
水草水槽立ち上げに必要なものを揃える
まずはアクアリウムをはじめるにあたって必要
なものを揃えることから始めます。
■最初に必要なもの
- 水槽(できれば60cmレギュラーサイズ)
- 水槽台(水槽サイズに適合したもの)
- 水槽マット(水槽サイズに適合したもの)
- ソイル(60cm水槽なら5kg以上)
- ろ過装置(外部式フィルター)
- 照明(水草育成用のLEDまたは蛍光灯)
- CO2装置
- エアポンプ(ブクブク)
- 肥料
- 水質調整剤
- 水草
水草水槽の作り方(準備編)
水槽を設置する
水槽を設置する際はできる限り水槽用の台を使う事をおすすめします。
設置方法は下図のとおりです。
上にはコンパネを敷き、その上に水槽マットを
敷きます。
これは水槽台の歪みなどを吸収させる工夫です。
安全性を高めるために必ず使用しましょう。
土(ソイル)を敷く
水草水槽には通常ソイルという土を使います。水草を植栽できるよう敷くだけなので決まり事
は特にありませんが、下図のような敷き方が
おすすめです。
水草を植栽するための土の深さは4cm~5cmあると
植えこみやすいです。
前面4cm~5cmを基準に後ろへ1.5倍から2倍ほど
傾斜をつけると水槽内に奥行きが出るので水槽内が
広く見え、素敵な水草水槽が作りやすいです。
ソイルに肥料を埋め込む
ソイルを敷く際に肥料を埋め込んでおきます。
敷き方はこんなイメージ。
パラパラと撒いて埋め込む
しっかりと埋め込んでおく。
埋める深さは適度でOKです。
肥料はテトラのイニシャルスティックが定番です。
水草を植栽する
いよいよ水草を植え込みます。ご自身のイメージに合ったレイアウトに水草を
植え込んでいきましょう。
植栽の方法はチャームの水草の植え方講座という
ページが参考になります。
水草で作る緑の絨毯
このような緑の絨毯を実現するのは本当は凄く
難しいのですが、ミスト式というテクニック
を使う事で初心者にも簡単に実現することが
できます。
このミスト式については下記の記事に書いて
いますのでご参考にしてみて下さい。
⇒ミスト式立ち上げから注水までまとめ
侘び草を使った鮮やかな有茎草レイアウト
冒頭のこちらもそうなんですが
ADAの侘び草という苔玉みたいな製品を利用
した水槽で、ソイルを敷いた水槽にそれこそ
ポンと置くだけでそれっぽいレイアウト水槽
が楽しめてしまうアイテム。
ベースの玉には水草育成のための低床が
しっかり組み込まれていまして、水草が既に
しっかり根付いています。
これをソイルの上にポンと置くだけで
水草がソイルにしっかり根付いて健康な水草が育つという素晴らしいアイテム!
色んな種類の水草が無造作に植え込まれて
いるので、置くだけでそれっぽい
レイアウト水槽が完成してしまいます。
自分は侘び草を使ったレイアウト水槽が
好きでよく使います。
そんな侘び草レイアウト水槽の記事を下記
リンクに書いています。
⇒置くだけ簡単!侘び草レイアウト♪
以上のようなテクニックを活用しながら
水草を植え込んでいきましょう。
水槽への注水
水草の植栽が概ね完了したら、いよいよ水を注ぎ込みます。
まずは水づくり。
水道水には各家庭に無菌状態で届けるため、
残留性のある塩素が含まれています。
これは人間には無害なレベルかも知れませんが
水槽内の生体(魚、水草、バクテリア)に
対しては猛毒になります。
そこで所謂カルキ抜き(聞いたことある?)
を使って水道水を無害化します。
自分が水槽立上げ時に使う水質調整剤はこちら。
水質に敏感なエビに対しても☆にさせたことが ない調整剤だったりします^^ |
水道水に対して規定量混ぜれば水道水はすぐに
無害化されます。
注水時のひと工夫!
が水に舞い上がったり、傾斜が崩れたり、
濁ったりと散々なことになることもしばしば。
濁りは良いとして、ソイル崩れが起こると
せっかく植栽した水草が抜けて浮き上がって
と・・・厳しい状況になりかねません。
そこでひと工夫をご紹介。
ソイルの上にビニールを被せて
ビニールの上から水を注ぎこみます。
要は注ぐ水がビニールに直接当て水圧を緩衝
させるという発想です。
こうすることで、ソイル崩れを防ぐことが
でき、土の濁りも抑えられます。
注水するとソイルの地盤が緩くなるので
植えた水草が抜けることがよくあるのですが
この方法なら安心です。
水槽器具を取り付ける
ろ過フィルター、CO2器具、エアポンプ、照明、ヒーターetc設置します。
設置方法はそれぞれ説明書のとおりですが
CO2装置については少々難しいので
下記記事にCO2の接続方法を書いています。
⇒水草水槽へのCO2装置接続とオススメ器具
器具の水槽へのセットはこんなイメージです。
あくまでも一例ですが・・・。
ろ過フィルターからの水が循環するようにセット
するということです。
しっかり循環すれば、しっかりろ過できますし
水温も均一に保て、添加する酸素や二酸化炭素
も水槽全体に効率的に溶け込むので、健全な
水槽環境が運用できます。
以上、セットできればろ過フィルターの稼働を
はじめます。
バクテリアの投入
ろ過フィルターの稼働をはじめたら、フィルターの中のろ材には自然にバクテリアが繁殖します。
そのバクテリアの繁殖を促進するために、自分は
バクテリアの素を投入するようにしています。
自分がいつも使っているバクテリアの素。 GEXのサイクルという商品です。 |
立ち上げ直後は24時間エレーションで酸素供給
バクテリアが繁殖、また水質が安定するまで酸素供給(エアレーション)しましょう。
植栽した水草も植えたての間は光合成がさほど
活発ではないこともあり、24時間酸素供給を
3日ほど続けるとよいです。
バクテリアも生き物で、酸素がないと酸欠を起こし
死滅してしまいます。バクテリアが酸欠を起こすと
水槽内の水が白濁りを起こすこともあります。
水質が安定するまでは24時間エアレーションする
ことを強くオススメします。
水草への照明点灯時間
水草は昼間は活発に光合成し夜は眠ります。このサイクルは生き物共通で、照明を24時間連続で
点灯したからといって水草は活発になりません。
逆に成長阻害を引き起こしますので、一日決まった
時間に点灯/消灯をするようにしましょう。
寝る子は育つです。
水草への24時間点灯を実験してみた時の記事です。
⇒照明を24時間点灯すると水草は早く育つのか?
自分の場合、水草水槽は6時間点灯として、タイマー
できっちり制御しています。
水草へのCO2添加量と夜間エアレーション
立ち上げ3日ほどは24時間エアレーションで様子見。その後、通常の稼働に切り替えます。
上記でも触れましたが、照明点灯時間などについては
規則正しい時間管理することが望ましいです。
■タイマー制御例
こちらはウチの水槽の接続例となります。
タイマーは照明点灯と夜間エアレーション用に
2つのタイマーにて管理しています。
ウチは仕事で昼間は留守にしていますので、
水槽は昼夜逆転とし、18時~0時に照明点灯させ、
0時~18時まで照明消灯で夜間エアレーションを
しています。
■水槽管理パラメータ
照明点灯時間:6時間
CO2添加時間:6時間(照明と同じタイミング)
夜間エアレーション:18時間(照明消灯の間)
フィルター:常時稼働
ヒーター:常時稼働
水草へのCO2添加量:カウンターで1秒に1滴を基準
ヒーターの水温設定:24度
夜間エアレーションの必要性
夜間は水草は光合成を停止し、眠りにつきます。その間、酸素を供給するものはないため、生体が
居れば酸欠状態に陥ります。もし生体が居ない
水槽でも水槽内に住み着いたろ過バクテリアが
酸欠を起こし、死滅してしまいます。
そうなると水の白濁りなど多くのトラブルの
発生源となります。
水草水槽を成功させるうえで重要なのは生物ろ過。
大切なろ過バクテリアに酸素を与えるためにも
夜間エアレーションは凄く必要なわけです。
生体の投入
生体の投入は稼働開始から3日くらい経過して水質が落ち着いてからが無難ではありますが、
自分は立ち上げ当日に投入しています(;´∀`)
生体の水合わせさえすれば大丈夫かと。。
慎重な人は、水質にうるさくない種を
パイロットフィッシュとして投入して環境形成
されているようです。
水草水槽の作り方は以上となります。
⇒関連記事
水草水槽の作り方(準備編)
水草水槽の作り方(あった方がよいもの編)
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